自民党安倍派の裏金問題とちょうどよいタイミングで田中眞紀子氏が緊急会見を開きました。「今こそ政治改革〜政治とカネ」での79歳とは思えないキレッキレな発言は圧巻でした。ズバズバ言い放つ田中眞紀子氏に、ネットでは、「気持ちいい」「政界に復帰してほしい」との声も上がっていました。
自民党が弱っているこのタイミングに、出てきたということは、政界復帰を目論んでいるのでしょうか？今回の会見の目的は何なのでしょうか？
田中眞紀子 キレキレ発言が気持ちいい
久々に、政治家のはっきりした明確な発言を聞きました。
これまで、何が言っているのかわからない岸田総理、回答を差し控える松野官房長官、嫌な質問には答えない河野大臣、こういうのばかりを聞かされていた国民は、田中眞紀子氏の強烈なコメントに、惹きつけられました。爽快感を感じるほどです。
おかしなことがあっても、政治家、マスコミ、誰も指摘しない、いつももやもやしていたところに、ズバっと言ってくれた田中眞紀子氏の人気が出るのは必然でしょう。
田中眞紀子 なぜ今会見？ 政治改革のため
安倍政権時代から、政治に危機感をもっており、さずがに今の日本政府を見て、しびれを切らしたようです。
田中角栄 日本列島改造論 復刻版
田中眞紀子氏は、日本の未来の発展を夢見て書かれた田中角栄氏の日本列島改造論 復刻版を出版したことをこの会見で語っていらっしゃいました。
この書籍の内容が、そのまま実現されていたら、日本は今以上に発展していたでしょう。
日本全国を新幹線、高速道路で繋ぎ、物流、人流を加速、地方の発展のチャンスを大きく広げる田中角栄氏の構想。田中角栄氏が失脚したのちは、その意思を継ぐものはなくなりました。
しかし、51年前の本を今出版する価値があるとは、日本が発展をしていないということなのかもしれません。
夢を実現するのが政治
政治が世界を変える 世界を平和にできる
岸田総理をはじめ、今の政治家は夢を語りません。国家の発展に対して、ビジョンがないようみえます。
ヴィジョンがなければ、実現するはずもありません。最近の政治家は、口を開けば、「日本は大変だから、理解してほしい」と辛抱を強いるようなことばかりいいますよね。
国民が政治に期待しないはずですね。
新党は考えていないが、政治改革を応援
新党は考えていないと田中眞紀子氏はおっしゃっていました。
田中眞紀子氏が考える政治改革の手段は、以下のようなことです。
- 通年国会
- 世襲は禁止（出るなら別の土地から）
- 選挙の際の立会演説会（市民の声に応える）
風通しを良くし、国会議員が国民に対してオープンになっていくことが必要といいます。
野党を育てるのは国民
野党に期待が持てなくても、何度でもやらせる、失敗しても何度でも。ずっと独裁体制の自民党が政権運営のノウハウを持っているのは当たり前。だから野党を強くするために、何度でも政権交代、チャンスを与えるのです。
野党はやっぱりダメよね、と言って自民党を支持するから、政治がいつまでたっても変わらないんです。
田中眞紀子「今こそ政治改革〜政治とカネ」ノーカット版
ちょっと長いですが、ぜひ全部ご覧ください。今の日本の政治に足りないものが詰まっています。
まとめ
田中眞紀子氏は政界には復帰しないと思いますが、野党に対して協力な援護射撃をしてくれそうです。
日本人が政治を考えるきっかけとなればよいなと思います。
彼女の言葉を意識して、政治と向き合っていきましょう！
