太平洋の小さな島、ナウル共和国がX(Twitter)で、日本人に大人気です。現在、ナウルの人口の約50倍のフォロワーを獲得しています。フォロワー獲得、グッズ販売、会員募集で収益化ができているこのアカウント、SNSのプロではないかと噂です。なぜ人気なのか、中の人はどんな人なのか調べてみました。
ナウル共和国ってどんな国?
ナウル共和国は、太平洋南西部のナウル島を領土とする共和国です。
- 公用語:ナウル語、英語
- 首都:ヤレン地区
- 面積:21 km²
- 人口:約1万2700人(2022年)
- 通貨:オーストラリア・ドル
かつてはリン鉱石の輸出によって栄え、1980年代には太平洋地域で最も高い生活水準を享受していました。しかし、リン鉱石の枯渇により1990年代後半から経済が破綻状態となり、再建に向け模索が続いています。
ナウル共和国は、1947年にオーストラリア・ニュージーランド・英国の3国を施政国とする国連信託統治地域として独立しました。現在では、国際連合の加盟国でもあります。
ナウル共和国ってどこにある?
ナウル共和国は、太平洋南西部に位置しています。具体的には、東経166度、赤道の南42kmの位置にあります。ナウル島は一周19kmの小さな島です。
ナウル共和国 X(Twitter)アカウント
ナウルの人口が1.27万人に対して、フォロワーが48.3万人。人口の約50倍のフォロワーです。
人気の理由は、日本人の心をつかむ投稿内容です。SNSマーケティングを熟知した人ではないかと思います。
- フォロバ100%
- 投稿内容が面白い
- グッズがある
- 小さい島を応援したくなる日本人の優しさを知っている
フォロワーを集めて、会員を募集、グッズ販売など、まさにSNSマーケティングのお手本のような運営方法です。
ナウル共和国 投稿が面白い
中の人の投稿が面白いんです。これが一番の人気の理由です。
お笑い芸人か、広告のプロかと思いませんか?
ナウル共和国 中の人は誰?
では、このX(Twitter)アカウントを運営しているのは誰なのでしょうか?
下記の記事で取り上げられましたが、正体は明かされていません。手の写真だけ載っていました。
男性か女性かもよくわかりませんが、日本人のようです。
ライフワークとして、国境を超えた民間交流に取り組んでいたのですが、あるとき、ナウルの政府関係者から「日本で知名度を上げることができないか」と打診されました。当時、日本でナウルのPRをしている人は誰もおらず、せっかくなので自分がやろうと引き受けました。
JIJI.com バズる「ナウル」どんな国?人気ツイート「中の人」に聞く【時事ドットコム取材班】
ナウル共和国のホームページに広報担当として”Ayaka Matsuo”という名前がありましたが、この方がX(Twitter)運営をしているかどうかは不明です。
謎めいている方が、面白いですよね。
あまりの手腕に電通の人?と思う人も。私もそう思った1人です。
ナウル共和国 日本ナウル協会が人気
「日本ナウル協会」というものが作られました。なんと会員はすでに4000人に達しているそうです。
ほぼこのX(Twitter)上で集めた会員だと思われます。
結構な金額が集まっているのではないでしょうか?
準会員(年会費:無料) | 会報 |
正会員(年会費:3,000円) | 正会員バッジ、会報 |
特別会員(年会費:10,000円) | 感謝状、特別会員バッジ、会報 |
ナウル共和国 グッズ販売にも手を広げ
こちらのナウル屋でグッズ販売しています。金額も高いものではないので、結構売れているんです。
こちらでもかなりの収益が出ているのではないかと思われます。
合格祈願って、、、
ナウル共和国 ホームページが軽い
ナウル共和国政府観光局と書いてあるので、ホームページには、観光情報やキレイな写真などがたくさん載っているんだろうなと思いますよね。
開いてみてください。
かなりシュールです。
そしてこのシュールさが日本人の心を掴んでしまうという、なんとも上手な宣伝方法です。
ナウル共和国 電車広告がシンプル
なぜか日本の電車にナウルの広告が!X(Twitter)でナウルを知っている人は、思わず笑ってしまったと思います。知らない人は、ナウルって何だ?と疑問に思うことでしょう。それからググってみると。
広告をよくわかっていらっしゃる中の人の戦略ですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ナウルのアカウントから漂う、広告のプロの香り。
興味のある方は、ぜひX(Twitter)でフォローしてみてください!