ペットショップ・クーアンドリクの悪質な体質がニュースになり、話題になっています。この件に関して、動物愛護家の杉本彩さんがSNSに怒りの投稿をしました。批判されている内容は、購入した子犬をめぐる、店の対応、契約、動物への扱いがひどいというものです。
問題はクーアンドリクだけにとどまらず、ペットビジネス全般に関わることでした。
杉本彩さんの投稿から、この問題の根本的な問題について、考察していこうと思います。
本当の問題は、何なのか見ていきましょう。
Coo&RIKU(クーアンドリク)問題
ペットショップ大手「Coo&RIKU」(クーアンドリク)で子犬を購入後トラブルにあった人たちの告発がネットニュースに挙げられました。購入した子犬が瀕死だったことを申し出ると、店側は「治療費は支払えない。交換ならできる」と言ったそうです。ペットの扱い、契約内容、顧客対応、賠償について全てが杜撰、動物のことも客のことも考えずに、利益を追求するペットショップの販売手法が非難されています。
日本のコスパ重視の資本主義のマイナス部分が表に現れてきているのかもしれません。
Coo&RIKU(クーアンドリク)杉本彩が怒りの投稿
動物愛護家の杉本彩さんが、怒りのツイートがこちらです。ずっと動物保護活動をされている杉本彩さん、「消費者は被害にあう前にもういい加減気づいてほしい」と。
ペットショップに並べられた時点で、動物はもう虐待に遭っているようなもの。
みなさんは、ペットショップにいる動物たち、そこに並ぶまでにどういう経路で、どういう生活をしてきたか想像したことがあるでしょうか?
Coo&RIKU(クーアンドリク)評判・口コミ
Googleで検索すれば、クーアンドリク・やばいと出ます。
ただペットが被害に遭っても私たちからはわかりません。
お客さんも被害者ではありますが、一番の被害者は、ろくに世話もされずに販売されていたペットだと思います。
契約云々の前に、生き物の「売買」ということを、真剣に考えた方が良いと思います。
パピーミル ペット工場の悲惨な現実
そもそも論として、ペットショップに並ぶ動物たちが、どうやってそこまで来るか考えませんか?
ペットショップの動物たちは、商売の道具です。費用対効果を重視し生産性を上げて販売、回転して利益を出さなければなりません。ペット販売で売れるのは子犬と子猫、大人になればほとんど売れません。
子犬子猫を量産するには?ペット工場でどんどん産ませるんです。機械と同じです。
母犬(猫)を妊娠させて、子犬を産ませて、子犬はすぐ取り上げる、そしてまた妊娠させる、これを繰り返して、ボロボロになり、子犬が産めなくなったら廃棄するんです。
動物への愛情は1ミリもありません。
この現実を知れば、ペットショップで動物を買いたいと思わないでしょう。
私はペットショップの動物を見るたびに胸が締めつけられます。
小さな動物の命を大事にしない国は、人間の扱いも同じになります。
まとめ
少子化の今、ペット産業は一大ビジネスです。大きな利権が絡んでいるからこそ、国としては規制ができないのでしょうか?
この犬猫の悲惨な状況を見ると、ペット販売は禁止してほしいと願わざるをえません。
昔のように、生まれたら知人からもらって飼う方法でよくないですか?
縁があって、我が家にやってくるペット。そういう自然な形に戻せればよいですよね。
お金で命が買える世界は恐ろしいものです。
ペットの販売がビジネスとして成り立つのは、消費者がいるからということを私たちは理解しないといけないと思います。